オメガスピードマスターオートマチック歴代モデル
- 2025/04/21 12:43
- カテゴリー:時計
オメガ・スピードマスター オートマチック 歴代モデル
はじめに
オメガの「スピードマスター」は、宇宙探査と伝説的なタイムピースの代名詞として知られる、ブランドを代表するコレクションのひとつです。そのオートマチックモデルは、1957年の誕生以来、進化を遂げ、幅広いバリエーションを展開しています。今回は、歴代モデルを振り返り、その特徴と魅力を探ります。
初代(CK2998):宇宙への旅立ち
1957年に誕生した初代モデル「CK2998」は、宇宙開発競争の幕開けを象徴するタイムピースでした。手巻き式クロノグラフを搭載し、ブラックダイヤルとタキメータースケールが特徴的。後に、「プロフェッショナル」の愛称で親しまれ、宇宙飛行士エド・ホワイトが宇宙遊泳時に着用して世界的に注目を集めました。
2ndモデル(ST105.003):宇宙で証明された信頼性
1963年に登場した2ndモデルは、「ST105.003」と呼ばれ、NASAの厳格なテストを経て、正式に宇宙飛行士の公式時計に認定されました。初代モデルをベースに、クロノグラフ機能の安定性と耐衝撃性を向上させています。
3rdモデル(145.022-69):月面着陸の相棒
1969年、ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが月に降り立った際、共に着用していたのが「145.022-69」です。通称「ムーンウォッチ」と呼ばれ、ブラックダイヤルに白いインデックスと針を配した、象徴的なデザインが特徴です。
4thモデル(3570.50.00):機能性の追求
1997年に発表された「3570.50.00」は、それまでのモデルを踏襲しながらも、機能性を大幅に強化しました。クロノグラフ機能が独立して使用できるようになったほか、デイト表示を追加。耐磁性も向上し、実用性が格段にアップしています。
5thモデル(3211.30.00):60周年記念の復刻
2017年、スピードマスター誕生60周年を記念して、「3211.30.00」が復刻されました。1957年の初代モデル「CK2998」のデザインを忠実に再現し、手巻き式クロノグラフを搭載しています。ヴィンテージ感あふれる佇まいが、時計愛好家を魅了しました。
6thモデル(310.30.42.50.01.001):現行モデルの進化
現行モデルの「310.30.42.50.01.001」は、スピードマスターの伝統を継承しつつ、現代的な技術を融合しています。自動巻きクロノグラフを搭載し、コーアクシャル脱進機とシリコン製ヒゲゼンマイを採用。COSC認定を取得しており、高精度と耐久性を備えています。
バリエーションの豊富さ
スピードマスター オートマチックには、上記以外にも、さまざまなバリエーションが展開されています。例えば、「レーシング」モデルは、モータースポーツをイメージしたデザインで、カラフルなダイアルやタキメータースケールが特徴的です。また、「マークII」モデルは、1969年のオリジナルモデルを復刻したヴィンテージ調のデザインとなっています。
まとめ
オメガ・スピードマスター オートマチックは、宇宙探査から日常生活まで、幅広いシーンで活躍する、伝説的なタイムピースです。その歴代モデルは、伝統的なデザインと革新的な技術の融合が感じられ、時計愛好家を魅了し続けています。時代を超越したその魅力は、今後も受け継がれていくことでしょう。